卵巣がんと二人三脚な日々

卵巣がんを寛解&更年期からの准看学生

入院(荷物編)

良く「〇〇持ってくと良いですよ」

というアドバイスを目にする


私も同じ様な症状の人のを見て参考に

でも実際使ってみると盲点があった


〇パジャマ


元々パジャマ派ではない

退院した後タンスの

肥やしになるのが

分かっていたので

レンタルした


別の意味で正解

お腹を切ると

しばらく膀胱周辺が

緩むので粗相する事に


術後体が動かないので

洗濯できない

自前のだと汚れ物を

しばらく手元に置くことになる


〇クリームなど香りがするもの


普段香りを発するものを

身に着けないからかもしれないが


体調が悪い時

ニベアクリームの

香りもだめだった

無香料のクリームも

あると助かった


良い面も

気持ちが沈んでいるとき

馴染みの香りは安心できた

それが普段使用している

洗剤でも良いことに気づく


ずっと香りが持続する柔軟剤

好きじゃない人もいるので

配慮をお願いしたい

(実際使われて

フロア全体がその香りに包まれ

ちょっとした騒ぎに)


〇ワンランクまたは

ツーランクサイズ上のパンツ


お腹を切るので

傷に触らないよう

大きめのパンツを

使うのは問題ないけど


ウエストだけでなく

股下も伸びていることに

後で気がつく

(そりゃそうだ)


粗相対策用にナプキンを

合わせて使用したが

隙間ができてしまいビミョー


退院した後も

しばらく厄介になるので

時間があれば

よく検討した方がいい


〇ベッドの柵に掛けるカゴや袋


術後しばらく

お腹の傷が痛いので

自力で起き上がれない


起き上がるときは

ベッドのリクライニングを

もっぱら使用


枕元に物が置いておけないので

カゴや袋が役に立った


そのカゴや袋を

ベットの手すりに

引っ掛けて使用


〇日々の彩り


味覚の変化を

もたらしてくれる物は

刺激をくれた


ふりかけ

飴ちゃん

ティーバック など


ヴィダインゼリーは

固形物は食べられないけど

ゼリーやアイスなら

食べられるかもといった

治り初めの頃癒やしになった


消化にいいカステラにも救われた

甘い物(好きな物でも)は心の栄養


そんなに長くいないから

こだわらなくても

と思っていたが

終日同じ空間にいて

同じことがくり返される日々なので

(暇もあるから)ちょっとした

ズレに気づきやすい


快適に過ごせる工夫はしたい

手術よりもツラかったのが…

卵巣がんは

お腹を切って手術

おヘソの上から

おヘソの脇を通り

恥骨まで縦に切腹


腹水がある人だと

ミゾオチから恥骨

その中心線から脇に向けて

カタカナの「ト」の

状態に切るとか…

いやはや(^o^;


人の身体で

らくがきするなや(・∀・)(冗談デス)


でも傷口見て

「ファスナーみたい」と

思ったのは事実


前日の夜から

下剤を飲まされ

(大腸検査の時のより

小さかったけど

まだマシだったけど

やっぱりマズイ)


入った手術室周りは

何かの工場か?と

思わせる無機質ぶり

ある意味手術も

改造に近い印象か

あながち間違ってないかも


手術の結果

一度に取りきれなかった


小さい方は取ったけど

大きい方は、やっぱり

大腸と癒着して

無理に剥がせないとのこと


一度抗がん剤を投与して

腫瘍を小さくしてから

再度チャレンジとのこと


2度目決定

(また痛い思いするのか シクシク)


肝臓の転移部分は

薬で小さくなる可能性が

あるので切らないとのこと

(肝臓は切っても

再生する能力がある事を

この時初めて知った)


本来なら入院から

手術で2週間

一度退院してから

改めて1回目の

抗がん剤治療のために

1週間入院のところ

(この病院は初回の

副作用を心配して

入院治療をする)


そのまま継続で

抗がん剤治療します

とのことで

ぶっ続け3週間入院

となった


今回の手術の結果

ステージⅢc


ステージⅣの一歩手前


Ⅳは遠隔転移がある状態

Ⅲcは遠隔転移はないけど

お腹の中全体に転移してる状態


ちょっとでも早く治療しようね

との先生心か


で、何が手術より

ツラかったのかというと


ガスが中々出なかったのが

ツラかったのよ(TдT)


お腹切る場合

麻酔で腸の動きを止めるので

再度動き出させないといけない


腸が動かない

→ガスが出ない上に

溜まっていく→お腹が苦しい


他の人は翌日には

スッキリしてるのに

ガス出ないので

お腹をマッサージし

ゲップにして対応

(自分が臭いのを感じる)

ガスが出たのは3日後でした


先生も看護師さんも

人の顔見るたび

「ガス出た?」

うっせーわ!(ウソウソ)


オナラは大事という話

人生2度目の入院

1度目は7年前

市の集団検診で

乳がんを発見

幸いステージ0

(非浸潤性乳がん)


1センチくらいの腫瘍だけど

ガイドラインで腫瘍の端から

2センチずつ円を描くように

取らないといけないとのこと

(今は少しは進歩したかしら)


なので片パイは残ったけど

クレーター付き


初めてがんになった時は

さすがに泣いた


そして今回


最初の思考は

「上だけじゃなく下もかよ!」

だった


今でもあまり実感が

湧かないので涙が出ない


ドラマなんかで

イメージされてる

がん患者な感じがない

からかも


見た目は以前より痩せてるし

たまに副作用が出て痛いし

抗がん剤の副作用で髪の毛ないけど


仕事してるし

家事してるし

とりあえず日常を送ってる


前置き長…


で、今回の入院


以前の入院より快適

スマホがあるので

連絡や調べ物、娯楽が楽しめる

良い世の中になったよ


病院の方針が違うのか

痛いのガマンしなくて良いとの事で

許せる範囲で痛み止めを投与してくれた

(前のは夜中痛がってたのに

投与してくれなかった)


食事は食べれる物を

食べて良いとの考えから

コンビニで買ってきたものを

食べてる人もいた

(もちろん病院食は出る)


初日の夕食

麦飯にとろろ

思ったより悪くない(*´∀`*)


珍しかったのでパチリ




1度目の入院時の食事で

おぼえてるのが

薄味のかぶ

全体に白っぽっく

味が薄かった食事


ふりかけが出たときは

すごい嬉しかったのを

覚えてる


今まであまり食事に関して

興味なかったけど

今後嫌というほど

振り回される事になるとは

この時思いもよらなかった