卵巣がんと二人三脚な日々

卵巣がんを寛解&更年期からの准看学生

入院(体調不良編)

入院をすると例にもれず

体調不良がでる


体重減少


元々太りにくい体質で

身長150センチに対し

健康体の時は43〜45キロがベスト


入院時には38.5キロ

入院2週間後には35.3キロ

さらに1週間後には34.9キロまで減った


健康体の時に1度40キロを割ったとき

疲れやすくなったりと

体調不良をおこした経験から

「40キロは切れないようにしよう」

と誓ってたのに


ヤバイヨヤバイヨ(;・∀・)

ワタシドウナル?


前人未到の領域で

何が起こったかというと


耳が塞がった感じが頻繁に出てきた


でも顔を下に向けると解消

なんだこれ?


ネットで調べたら

耳管開放症なるものが近かった


「これはダイエットなど急激に体重が減少すると、耳管周囲の脂肪組織も減少することによって常に耳管が開いている状態になってしまうから」


顔を下に向けると解消するのは

その動作で塞がるから


脂肪がないと

塞がらない部分が

あるとは


身に覚えがある

ただダイエットじゃないけど


よく「痩せてていいね」と言われるが

痩せることでいらない病気を

発症するリスクもあるんだなと実感

(入院中に診察して貰ったら

あやうくメニエール病に

されるところだった)


あと末期がんとかになってくと

栄養が吸収できなくなってくとのこと

そういえば太っている人はいませんね

納得(U _ U)


食べた物が身になる

当たり前だけど

当たり前じゃないんだな…

ありがたや


あと痩せた事での弊害が

お尻の脂肪がなくなって

座るとゴリゴリして痛い!


冬場は毛糸のパンツをはいて

しのいだ


もうダイエットなど

見た目を気にする年じゃなくなって

年の節目に病気になったことで


老人街道 初心者マークの

不慣れな運転を試み中というか

「老人道」を極めれるよう

模索したいと思う


今は40キロくらいまで回復してます

入院(荷物編)

良く「〇〇持ってくと良いですよ」

というアドバイスを目にする


私も同じ様な症状の人のを見て参考に

でも実際使ってみると盲点があった


〇パジャマ


元々パジャマ派ではない

退院した後タンスの

肥やしになるのが

分かっていたので

レンタルした


別の意味で正解

お腹を切ると

しばらく膀胱周辺が

緩むので粗相する事に


術後体が動かないので

洗濯できない

自前のだと汚れ物を

しばらく手元に置くことになる


〇クリームなど香りがするもの


普段香りを発するものを

身に着けないからかもしれないが


体調が悪い時

ニベアクリームの

香りもだめだった

無香料のクリームも

あると助かった


良い面も

気持ちが沈んでいるとき

馴染みの香りは安心できた

それが普段使用している

洗剤でも良いことに気づく


ずっと香りが持続する柔軟剤

好きじゃない人もいるので

配慮をお願いしたい

(実際使われて

フロア全体がその香りに包まれ

ちょっとした騒ぎに)


〇ワンランクまたは

ツーランクサイズ上のパンツ


お腹を切るので

傷に触らないよう

大きめのパンツを

使うのは問題ないけど


ウエストだけでなく

股下も伸びていることに

後で気がつく

(そりゃそうだ)


粗相対策用にナプキンを

合わせて使用したが

隙間ができてしまいビミョー


退院した後も

しばらく厄介になるので

時間があれば

よく検討した方がいい


〇ベッドの柵に掛けるカゴや袋


術後しばらく

お腹の傷が痛いので

自力で起き上がれない


起き上がるときは

ベッドのリクライニングを

もっぱら使用


枕元に物が置いておけないので

カゴや袋が役に立った


そのカゴや袋を

ベットの手すりに

引っ掛けて使用


〇日々の彩り


味覚の変化を

もたらしてくれる物は

刺激をくれた


ふりかけ

飴ちゃん

ティーバック など


ヴィダインゼリーは

固形物は食べられないけど

ゼリーやアイスなら

食べられるかもといった

治り初めの頃癒やしになった


消化にいいカステラにも救われた

甘い物(好きな物でも)は心の栄養


そんなに長くいないから

こだわらなくても

と思っていたが

終日同じ空間にいて

同じことがくり返される日々なので

(暇もあるから)ちょっとした

ズレに気づきやすい


快適に過ごせる工夫はしたい

手術よりもツラかったのが…

卵巣がんは

お腹を切って手術

おヘソの上から

おヘソの脇を通り

恥骨まで縦に切腹


腹水がある人だと

ミゾオチから恥骨

その中心線から脇に向けて

カタカナの「ト」の

状態に切るとか…

いやはや(^o^;


人の身体で

らくがきするなや(・∀・)(冗談デス)


でも傷口見て

「ファスナーみたい」と

思ったのは事実


前日の夜から

下剤を飲まされ

(大腸検査の時のより

小さかったけど

まだマシだったけど

やっぱりマズイ)


入った手術室周りは

何かの工場か?と

思わせる無機質ぶり

ある意味手術も

改造に近い印象か

あながち間違ってないかも


手術の結果

一度に取りきれなかった


小さい方は取ったけど

大きい方は、やっぱり

大腸と癒着して

無理に剥がせないとのこと


一度抗がん剤を投与して

腫瘍を小さくしてから

再度チャレンジとのこと


2度目決定

(また痛い思いするのか シクシク)


肝臓の転移部分は

薬で小さくなる可能性が

あるので切らないとのこと

(肝臓は切っても

再生する能力がある事を

この時初めて知った)


本来なら入院から

手術で2週間

一度退院してから

改めて1回目の

抗がん剤治療のために

1週間入院のところ

(この病院は初回の

副作用を心配して

入院治療をする)


そのまま継続で

抗がん剤治療します

とのことで

ぶっ続け3週間入院

となった


今回の手術の結果

ステージⅢc


ステージⅣの一歩手前


Ⅳは遠隔転移がある状態

Ⅲcは遠隔転移はないけど

お腹の中全体に転移してる状態


ちょっとでも早く治療しようね

との先生心か


で、何が手術より

ツラかったのかというと


ガスが中々出なかったのが

ツラかったのよ(TдT)


お腹切る場合

麻酔で腸の動きを止めるので

再度動き出させないといけない


腸が動かない

→ガスが出ない上に

溜まっていく→お腹が苦しい


他の人は翌日には

スッキリしてるのに

ガス出ないので

お腹をマッサージし

ゲップにして対応

(自分が臭いのを感じる)

ガスが出たのは3日後でした


先生も看護師さんも

人の顔見るたび

「ガス出た?」

うっせーわ!(ウソウソ)


オナラは大事という話